どうも、てらまいです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
GWということで、今回は山形県は鶴岡市にある羽黒山に行ってまいりました。
ポイント
羽黒山とは?
開祖は蜂子皇子(はちこのおうじ)。
第32代崇峻天皇の第一皇子で、聖徳太子のいとこに当たる人物です。
御開山は千四百年余前の推古天皇元年(593年)、第三十二代崇峻天皇の御子蜂子皇子が、蘇我氏との政争に巻き込まれ、難を逃れるために回路をはるばると北上し、出羽国にお入りになりました。そして三本足の霊烏(れいう)の導くままに羽黒山に登り羽黒権現の御示現を拝し、山頂に祠を創建され、次いで月山、湯殿山を次々と開かれました。その後、皇子の御徳を慕い、加賀白山を開いた泰澄や修験道の祖ともいわれる役ノ行者、真言宗の開祖空海、天台宗の開祖最澄などが来山し修行を積んだと伝えられています。
父・崇峻天皇が蘇我氏に暗殺されたため、聖徳太子の助言で蜂子皇子は出羽国に逃げてきました。すると八咫烏が現れて皇子を羽黒山に導きました。蜂子皇子は羽黒山に祠を築き、修行の日々をおくります。これが1400年に渡る出羽三山信仰の始まりです。
羽黒山大鳥居
スタートは田んぼの中に突如現れる大鳥居。
ほんと突然現れる。めっちゃでかい。
駐車
無料駐車場がありました。駐車場の数も、停められる台数も多かったです。
でもGWだったからか駐車待ちの車で道路が長蛇の列でした。
始まりの地
そう、ここが始まりの地。
なんだかすごく賑わっている。
楽しそうなグッズも販売している。
祓いの地
昔、参拝者はここ秡川で身を清めてから参道を登ったそうです。
江戸時代に月山からはるばる水を引いて造られた須賀の滝。
天然記念物 爺杉
樹齢1000年以上とも言われる爺杉。
天然記念物に指定されています。
国宝 五重塔
一の坂の登り口近くにあります。
特別一般公開されており、五重塔の中が見られるということで皆さんとても並んでいました。
一の坂
さあいよいよ登山開始です。
まずは一の坂。
比較的なだらかで登りやすい階段になっています。
木漏れ日が美しい。
ところどころに石があります。
この「丁」というのは距離の単位です。
「町」と同じ意味で、1町は約109メートルです。
二の坂 前半
二の坂は角度がエグい。
そして坂の終わりが見えない。
これが修行か、という感じの坂。
何度登るのを諦めようと思ったことか。
諦めようかと思った矢先。
二の坂茶屋なるものが目に入る。
名物力餅か…
坂がエグすぎて食欲全く無い!!
餅の他に、蕎麦やところてん、手ぬぐいなども売っていました。
二の坂茶屋の目の前には
「御坂中央」の文字が…いや見なかったことにしよう。
ここが中央だなんて…まだ半分もあるだなんて…。
二の坂 後半
後半はなだらかな道が多めです。
かつて松尾芭蕉が詠んだ句
「涼しさやほの三日月の羽黒山」
に因み設立された三日月塚というものがあります。
三の坂
ラスボス三の坂。
二の坂ほどではないにしろ、なかなかの傾斜の坂です。
疲れすぎて写真が全然ない。
山頂
口数も少なく登っていくと
とうとう着きました!!山頂!!
神々しい!輝いてる!
石もここが終わりの地だと言っています。
長かった2km。
三神合祭殿
社殿は合祭殿造りと称すべき羽黒派古修験道独自のもので、高さ28m(9丈3尺)桁行24.2m(13間2尺)梁間17m(9間2尺4寸)で主に杉材を使用し、内部は総朱塗りで、屋根の厚さ2.1m(7尺)に及ぶ萱葺きの豪壮な建物である。
月山・湯殿山は遠く山頂や渓谷にあり、冬季の参拝や祭典を執行することが出来ないので、三山の年中恒例又臨時の祭典は全て羽黒山頂の合祭殿で行われる。
すごく大きい。
屋根が茅葺なのが特徴的です。
狛犬も誇らしげ。
御朱印
見開きの珍しい御朱印です。
参道を登った達成感とともに貰う御朱印はまた格別な嬉しさですね。
食事
下山した頃にはお腹もぺっこぺこ。
麓にはお店が多くあるので食事には困りません。
せっかく山に来たので山菜そばをいただきました。羽黒山付近で取った山菜だそうです。美味しかった!
感想
まさか2kmの参道を歩くことになるとは知らず、想像以上にヘビーな旅行になってしまいました。
でも参道は木のいい香りがずっとしていたので、気持ちよかったです。
ちゃんと運動する気持ちで来ると楽しいでしょう。
元気なうちに訪れたい山形のおすすめスポットです!